あらかわひょうぐてんともうします

オートバイ

バトルスーツ



16歳になってすぐ始めたトライアルでオートバイの面白さを知り
モトクロスで自分の自由にならないオートバイの難しさを知り
最後にスピードに心を動かされてロードレースをかじった

そんなわたしのバイク歴は長くて書ききれないので省略

とにかく色々な面で恵まれて
いっぱいの種類のオートバイに触れられたのが
嬉しかった
中でも大好きで印象的だったのをいくつか紹介します

まず

************カワサキ350ss
 
金茶色

もうこのバイクを知ってる人少ないと思うけど
上野で中古見つけてきて、私これに乗って九州一周しちゃいました。
買ってすぐおかしいと思い近くのバイク屋に行く
となんとギア割れてることに気がついた
当時の上野全部が悪いとは思わないけど子供心にショックだった

このバイク、ブレーキは付いてないと一緒だったけど、
ギャーンって2サイクル3気筒揺らしながらツーリングで行った
九州の山並みかっとばすと爽快だった
ほとんど雷雨だったけど・・・
佐世保は床上浸水してて潜水艦になりかけた
ティアドロップのスタイル流線型のテールカバーが大好きだった


前がわたしで後ろは友人の同型 筑波サーキットBライ講習会帰り道で
350ss

ねこライン青

************ホンダCB400F

赤い398cc
の方に乗ってた。つまり中免
奇しくも私の歳にこの免許改正があったおかげで
ナナハンに乗ってる人と私みたいな中免ってのができちゃった

一発試験行ったけど、ガキにはなかなかいい顔してくれないで
じゃあ良いよ、そんなら中免でも大排ちぎれるほどに腕磨くぜ
なんて浪花節語りながら
筑波サーキットにライセンス取りいっちゃった

カワサキ350ssは熱だれ起こすとストレッチをもわーっと加速してったけど
400Fは何周でもしゅわーっと加速した
コーナーリングだってそんなに悪くなかったけどマフラー擦りすりで横っ飛びした
このバイクで@はしり@に目覚めたのかも

ねこライン青

************カワサキZ750GP

 この頃から赤いバイクがあんたのイメージだね
なんてまことしやかに言われ始める

こりゃびっくりバイクだった。どうにか一発試験で中免から脱出
当時どーしても欲しかったホンダCB750Fのそれもブルー買った
なんといってもスタイリング抜群だしメーターとか凝っていた
ホンダの伝統といえば伝統だけど。

やっぱナナハンは加速が違うわねなんて感動しつつ乗ってたんだけど
スズキの刀が出やがって、だめだ欲しいと思い注文するも店頭で、
みんな待ってもらってるんですよ。なんてちょっと強め口調で
バイク屋さんでもないスズキの営業に言われたので
かちんときたところにちょうどカワサキの営業が
こんなんでましたって来ちゃった。

んじゃこれってZ750GP買っちゃった
で、正解だった。アクセルウィリーができた
DFIってコンピューターが付いてバンッて吹ける。
車体も小さくてくるっと回るから走るのが楽しかった

カラーも黒っぽい朱?でエー感じテールライトも黒っぽい
私、これでカワサキにはまりました

ねこライン青

************カワサキGPZ1100

赤に銀ライン
のもろもろ初期型に乗った
デザインが秀逸で横から見ると
まるでいるかのような、とても奇麗な造形だった
低いギアでは身の毛のよだつ加速した

町中ではおいそれとアクセル開けらんないと思ったけど
たまにガバッと開けてみた

当時はタイヤの性能がまだ追いついてなかったので
パワーに負けたお尻(後輪)がすぐアスファルトの上をズルッと滑った

いざ高速へって当時空いてた東北自動車道方面にツーリング。
どうせなんだしって全開にしてみたら、
2x0キロくらいですんごいウォブル(車体がブルブル揺さぶられる)

偶然出会ったポルシェの930ボディーと本気で遊んでたんだけど
これにはびっくり。途中で分解しちゃいそうでリタイヤした

こんなにスピード出るのにフレーム剛性なんとかなんねーのかよと思ったり
ポルシェって普通にはえーって思った

ねこライン青

************ヤマハRZV500

白地に赤いライン

当時世界GPでは2サイクルが主流だった
500ccクラスといえば最高峰。そのメカをまんま形にした、
2サイクル4気筒エンジンを積んでいた

スズキも同じようなモノがあり友人が所有してた
正直、出来としてはスズキのRGγ500の方が良かった
何故かというとヤマハは5000回転頃に
一旦スロットルをパーシャルするといきなり吹けが悪くなったから
でもデザインはヤマハの方が好きだったので全然ok

日本の規制でマフラーとか抵抗板ってのが入っていて
フンヅマリ状態だったのをルーターでガリガリ取っちゃった
ドッピーキーエンジンにはなったけどそれなりにパワーも出た
このころは16インチタイヤばっかりだったので
コーナーリングが安定してなかった
それを補う形なのかキャスター度が付いていたため、
特に素早く切り返そうとするとちょっとフロントが遅れた

でもパワーが乗ったときの2サイクル4気筒の雄叫びは、
まんまグランプリレーサーになった気がしました

ねこライン青

************カワサキGPZ900Rニンジャ

初期型 赤と銀のツートーン

なにせ250キロ出せるなんて海外で評判だったし買っちゃいました
トルクが薄くて1100から乗り換えたとき、すぐにやっちゃった
お金もったいなかったかなんて思った

ところが、友達の乗る750ターボ追いかけるとき
トップスピードまでびたーっと安定してる
当時、特に池ノ平あたりの道は最悪で
1100だと何度も前ごけしそうになったところも
なんとかペースを落とさないで走れるほどフロントにねじれが出てなかった

この後、わたし口がすっぱくなるほど
大型初心者は900Rしかないって言ってたら
やっぱ10年超えるロングセラーになっちゃった

ねこライン青

************ヤマハVMX12 V-MAX

初期型 えんじ色

これは大好きだったんだけど2台たてつづけに全損
以来、家族からV-MAXって言葉は鬼門とされた
でも今だに大好き
機会があればまた絶対手に入れたい

最初雑誌で見たときは
なんだこりゃ、だった
でも実車見たら、そのふくよかな造形が力強くて
違う世界から来た乗り物のようでかっこよくて
即、注文した
当時は逆輸入車でも高い値段がついていたけど
どうしても欲しくて買っちゃった

待ちに待ってようやく納車
いざ、またがると、あれ?
ニーグリップできないじゃないこれ
まっいいかと
走り出した
少し走ると落ち着いてきたので
ちょっとペース上げたるぞと
カーブでスロットル一捻り
グニャンとバイクのでっかいおしりが揺れた
コワッ
そのおつりがフロントに来てフラフラっとする
くそっどうしたら良いんだろ?と
結局このバイクはうまく扱えないまま数ヶ月後
すっころばせてしまった
結果、重さ故か全損・・・・・・

でも懲りずに2台目購入
今度は走り方考えて・・・・

ある日、横須賀の米軍基地インディペンデンスデーに遊びに行った

へいめーん。とぅーまっちぱわー。はぁ?

などとの賜る米軍関係者に囲まれもみくちゃにされて歓迎を受けた
力こそ正義のアメリカの人たちらしいね
みんな嬉しそうにvmaxを見ていた

帰り道高速で某イタリアの高級バイクがすっとんで来た
あっというまに抜き去られたので
vmaxをなめたらあかんぜよって全開にした
ドバーッと加速してスピードメーターが跳ね上がった
2x0キロくらいあっという間に出る
でも、ちょっとカーブしたらフロントが揺れだした
大丈夫。なんてことないぞーって
身体をバイクに密着させて更にスロットル開けたら
もうだめ。収集つかないんだもん。
プルンブルン、バイクが暴れる。
まっすぐ走れなくなっちゃったんで、おっかけるの諦めた

このバイクはロングセラーで20年経った今も生産してるから
今なら色々そういった不具合もないんだろうけど
当時、なにせフレームの弱さが半端じゃなかった
フロント剛性も足りない。
でもスタイルに関して言えば
あのぼってりした後ろとスリムなフロントは良くマッチしてた

一年くらいしたら不注意のドライバーに正面衝突されて
またまた全損
わたしは病院送り・・・・
全身の骨がバラバラになってしまう(生きてるけど)

ねこライン青

************ビモータtesi-1D

白と赤のツートーン

最初の頃400万だ500万だなんて、ばか高い値段付けたもんだから
なかなか出回らなかったけど
わたしが手に入れたのは価格がこなれた頃だった

スタイルが奇抜でキワモノっぽい印象なんだけど
実際走らせれば特筆するところもあった
その一つは構造上ステアが切れ込まないってこと
下りのコーナーにがんがんブレーキ引きずりながら飛び込んだとしても
フロントが捻れないので不安がない

そのままの勢いで切り返しが効く。だからs字コーナーがずば抜けて速かった
これはたぶんどんなに性能の良いフロントサスつけてても
テレスコピックである以上tesiの真似はできないでしょ
ただし反面低速の直進性が悪かった

20キロ以下のとき勝手に横ずれした
ステア切ってるわけじゃなかったので少々おどろいた
すり抜けしてると車に寄っていくからゾッとした

このバイクはウィリーしちゃだめ
ヘッドカバーにフレームくっついてるから
ドゥカティー851のエンジンってここから冷却水入れるの
かっこつけてバイーンって前あげて走ったりすると着地でそこがボッキリ

肝心の接合部にウォーターラインなんか付けるなよ!!と怒った
こんな設計許されるところがイタリアなんだなと思った
でもそのわりにフレームとかそれに付属するボルトなんて細かなところが
すばらしく出来がよくて、たとえばボルトの頭は全部フレームから出っ張ってない!

現代美術品としてもじゅうぶん価値があった
このバイクは友人にスズキGS1200SSと交換していただいた


フロントが面白い構造のてーじくん
てーじくん

ねこライン青

************HD FLSTC ヘリテイジ ソフテール クラッシック

ターコイズとクリームのツートーン

ハーレーのソフテイル。形はクラシカルで革の鞄付き
とにかくこのターコイズブルーとクリームのツートンカラーに惚れ込んでしまった
ブラックも考えたけどハーレー=ブラックってイメージがちょっと・・・
各部のビカビカメッキと良くあっていてまるでオールディーズのアメ車みたいだった
このバイクに乗って初めて、
オートバイっていろんな楽しみ方できるんだって思わせてくれた
それは感覚的なモノだけじゃなくて基本がちゃんとできてて、
日本製のちょっと前のバイクよりぜーんぜん しゃきっと走れた


北海道ツーリングの一コマ 黒い革鞄は外していった
ハーレーヘリテイジ

ねこライン青

************HD FXDL ダイナ ローライダー

黒に金ライン

ポルシェ設計のダイナシャーシにブロックエンジン搭載したローライダー
わたしはプルバックハンドルだめだからライザーかませてドラッグバーにしてた
レンズも全部小さくして、メッキパーツはなるべく安いショップ見つけては買って付けてた

なにも大げさじゃなくsap規制以前の純正カムに変えたり
充填効率見直しただけでドッと速くなった 本当にパワフルです

多気筒のビーンッて加速も良いけど 大排気2発のグググッて押し出す加速もまた良い
コーナーリングでは出力が低い分パワーロスないし
ハーレーって速かったんだ
なんて、以前いっしょにサーキットでトレーニングしてた友人もびっくりの走りっぷり

その人はその時スズキGSX1100R んで、最初ハーレー乗るなんてお前ももうお終いだ
と賜っていたたわりに 今やこちら、2台も所有してる
だからハーレーは面白いって言ってたでしょ


改造直後自宅前で得意げに
HD FXDL

ねこライン青

************ホンダGL1500SEゴールドウィング

金色に金茶のツートーンの限定車
(アニバーサリーって入ってた)
やさしい力持ちって感じのバイクだった
オートバイの違った魅力が満載 音楽聞きながらバイクに乗るって
想像と現実は全然違って、すごく良かった

とくにこのバイクで何度か北海道ツーリングしたけど(北海道は別項目で)
さすがアメリカ育ちだと思った
あの国の人はとにかく合理主義、ハーレーは別次元の乗り物としてるから良いとして
オートバイらしくパワフルで天候もあまり気にせず何でも入るトランクを装備して
ステレオ付いて空調付いて

じゃあ車でいいじゃんとお思いでしょうが
そこがこのオートバイの不思議な魅力なんですよ
大きな動物を調教しているような充実感もあるしね
とにかく倒せば400kgで乗り手を押しつぶすわけだから
今オートバイお持ちの方、速いオートバイも最高楽しいけど
機会があったらぜひこんなオートバイもお試しください
新しい発見が絶対あります


自宅前にて北海道ツーリングにいざ出発ってとき
GL01

ねこライン青

************MV アグスタ F4S

ご存じアグスタカラー 赤と銀のツートーン

さすがに老舗の作り込みとしか言いようのない出来
イタリアのメカニカベルゲーラは世界選手権を席巻し続けた
優秀なメカを売りにしたメーカーだったんですが
なかなか知っている人は少ない

フェラーリの技術提供を受ける5バルブエンジンが
ちょっと興味深かったので購入しちゃった
納車したとき玄関先でちょっと空ぶかしすると
ドッヒューンって吠えた
現代のハイスペック車だとブワンッて感じにスロットルが
敏感じゃないですか
これはドッヒューンなんですよ
たしかにちょっと前のフェラーリの音に似てる
ちょっとにんまり
言い方変えると、大きめのキャブにチューンしたエンジンの音って感じ

実はわたしきらいじゃないんですね

でもやっぱり悪く言えば吹け悪いんじゃない?
って感じですが、ここいら辺のダルめなセッティングが
走りに良い影響を与えていたみたいです

パワー自体は正直言って日本製の1000ccに負けます
750ccなんだからしようがない・・・
ところが高速道路を全開で何百キロもすっとばす
なんてことしないかぎり実はこれって速いといえます

登りの直線で力不足を感じましたが
ちょっとでも道が曲がってれば、すぐれた走行性能を見せてくれました

排気量や最大出力のわりにトルクの出方が唐突ではないので
(前記のスロットルチューンかな?)
コーナーリング時に調整する余裕があり
あわせてタイヤの接地感もよく
公道に限って言えば大パワーの大排気量車より
倒してる最中気を使わない分速いってわけです
玄人好みのセッティングといったところでしょうか


とはいえ、普通に流すはちゃんとトルク感あって
高回転車らしからぬところもあったりして
事実スズキGSX750Rなんかより低速時トルクフルと友人が言ってました

素材や出来、デザインはとにかく素晴らしいの一言
エンジンを吹かし10000回転も回すころには
このバイクしか味わえない独特の咆哮を放ち、
何故わざと4本マフラーにした意味を知ることになります

なにもぶんまわさなくてもこのバイクの音は良いんです
吸気音なのでしょうか?交通の流れに沿って走ってるとき
ぐっとスロットル開けるとズォォォッという音が聞こえます
これがなんだか、チューンされた4サイクルレーサーのようなというか
具体的に言うとエアクリーナーとかとっぱらっちゃって
エアファンネル付けただけのインラインフォーのあの音に近いんですよ

お世話になってるレーシングサプライさんでオイル交換してたとき
傍らに置かれたレーサーの民辻号(GSX1000R)と比較しましたが極近い作りでした
とくにマスの集中化とステム剛性の高さあたりはほんとうにレーシングマシンのようです

直線番長系の方には無論おすすめしませんが(それも好きだけど・・・)

コーナーを見据えフロントブレーキがつんとかけ
回転を合わせシフトダウン重心移動をしつつクリップ、
出口が見えたところでスロットルをじわっと開け、
エンジンの咆哮を嗜む。そんな吾人にはうってつけだと思います

と、ここまで言っておいてですがサーキットとか本気で攻められるのでしたら
リアサスだけは交換した方が良いと思います
とにかく柔らかいので(公道ではこっちの方が有利ですが)
サーキットだと限界時リアが終わっちゃってフロントにかなり負担かかります
よくてスキッド悪くてハイサイド
高いオートバイなので転倒したらショック倍増です

今のところオーリンズが良いという評価ですが
わたしの場合諸事情から試すことなくこのバイク手放してしまいました 悲゛


ミニチュアと現車のMV  納車した日、自宅前で妹とMV
MV




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